2018.7.5 木曜日 マストドン、ミュージシャンが直面している金銭的事情について語る

マストドンのギタリストであるビル・ケリハーは音楽業界の現状について警鐘を鳴らしている。

ポッドキャスト「レット・ゼア・ビー・トーク」に出演したビル・ケリハーは音楽業界の現状について語り、スポティファイや
アップル・ミュージックのようなストリーミング・サービスはアーティストへの支払い方を改めるべきだと語っている。

「この現状が続けば、アーティストはいなくなってしまうだろうね」と彼は語っている。「僕らは外へ出かけることもできない
ぐらいだからね。みんながラジオで聴く曲の裏ではたくさんの人たちが関わっているんだ。自分のジャンルだったり、
僕らの現状を知っている人のためだけに言っているんだけどさ」

彼は次のように続けている。「アルバムを作る時のことについて言えば……レコード会社が費用を建て替えているわけ
でね。仕組みはこうだ:会社が前払いで払ってくれて、『ここに60万ドルあるけど、これで57万5,000ドルかかるアルバム
を作るんだ』って言われるんだ。お金はそれ用のものなんだよ。俺たちはレコード会社に借りを作った上で、会社が
俺たちの音楽を所有するんだ」

「俺が1000年生きたとして、その間でスポティファイを毎日再生したところで、数千ドルしか稼げないだろうね。分から
ないけどさ。微々たるものなんだよ。お金を稼ぐ唯一の方法は、ただコンスタントに外へ出てツアーに出続けることだけなんだ」

「たくさんの人から、『どうしてTシャツが50ドルもするんですか?』って訊かれるんだけどさ、ここで教えてあげるよ。
会場側が利益の20%だったり25%から30%を持っていくから、俺たちに残るのは30ドルなんだ。それからその30ドルが、
マネージメントや弁護士、税金だったりの諸々に分配されるっていうね。ツアーバスだって、1ヶ月借りるのに6万ドルも
かかるんだぜ。馬鹿げてるよ……ツアー中はお金を差し出しているようなものなんだよ」

https://nme-jp.com/news/57843/

<元スレ>
【音楽】マストドン、ミュージシャンが直面している金銭的事情について語る「この現状が続けば、アーティストはいなくなってしまう」
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