僕ももう還暦は過ぎているしあとどのくらい生きることができるのかは神しか知らない。
ことに去年からの、みなも承知のあのcovidっていうウイルスが予想外にはびこって今もまだ
世界中の市中に存在しているっていう状況ではね。
真の音楽ファンならば日々レコード屋に通い未知の音盤を手にすることはかけがえのない行為な
のだから、それをあきらめて静かにしているなんてことは到底僕にはできそうもない。
喩えは多少下世話になるが、この環境下でも一部の人たちはどうしても風俗店に行ってしまわざるを
えないというように、僕たちレコードに運命として縛り付けられているような一生を送ろうと自分の
魂に誓った人間にとっては、リアルなレコードショップと手を切るなんていうことは、閻魔大王に
殴り続けられる両親を見て耐えきれずにお母さんとつぶやいてしまう杜子春の話のように、とても
できることではないんだよ。その辺はどうか察してください。(杜子春は芥川龍之介の短編小説だが、
一度は読んでほしいな。)

そんなわけもあって、歯はいたんでいるとはいえまだ使える状態なので、騙し騙しだがなんとか
なってるよ。
食事は相変わらず切り詰めてはいるが、探せば安いのになかなかおいしい、というものもある。
コメは一合半くらい炊いているが、それだけじゃつまらないから、たまには別のものも食べる。
パンならセブンイレブンに安くても個数入っていて味もいいものがあって、種類も多い。
うどんも普通のスーパーで買うと65円くらいするだろう。某ドラッグストアの食品コーナーに
ある15円のうどんは冷凍ものよりはずっといいかな。

冷凍食品といえばイオンなんかに行くといろんな冷凍食品が並んでるんだよねぇ。
え?こんなものまで?というような冷凍ものが見つかったりして、けっこうおかしな社会に
今住んでいるのかもしれないと思う今日この頃。