実際20世紀の全てのポップスにはアメリカ黒人の血が混じってるんだけどさ、初期のプレスリーからプログレ、デスメタルに至るまで、ロックを成立させている根本的な衝動はブラック・ミュージックとは全然違うところにあるんではないか、ということは押さえてほしいと思います。ロックっていうのはヨーロッパ人が持ってたモノの高速化とか大音量化とか、簡略化とか崎形化って傾向の方が、ブラック・ミュージックとの関係よりも強いと思う。