今日の一曲は「マイ・ファニー・バレンタイン」

アルバムではエレピのソロ
Mフェアとライブではピアノソロと聖子のボーカルのみで披露

今回のアルバムは松田聖子の歌を存分に引き立てるため
随所に丁寧なアレンジが仕込まれジャズ度を上げているが
バレンタインはその余韻までもが一途に美しい

SEIKO JAZZ 2 の中で最もキーがマッチするため
徹頭徹尾シルキーで伸びやかな歌唱が堪能でき、
ライブパフォーマンスにおいても安定した神歌唱を見せた

個人的にこの曲はチャット・ベイカーの印象が強かったが
やはり原曲が男性に向けて歌った歌であることと
今の松田聖子が歌うこと、
そしてエレピの飽和のある空気感が相まって
どこか母性を感じる仕上がりになっているのが面白い