なんて言うか極論を言うなら唄に音楽に世の中を変える力はない
けれど唄の中では力はあると歌いたいというのが千春の信条と言う気がする

事実60年代フォークソングで世の中は変わらなかった
千春はそのシーンにはまだ少年で幼いけど貧乏であることの
コンプレックスを忘れさせてくれたのがフォークソング(特に
関西フォーク)だったから、そこの部分は千春のシンガーソングライターとしての
スタンスとして曲げられないんだろうね今も

今は時代も変わって、あの60年代当時のようなアプローチは合わないから
千春自身も体制より体制側でおりこうさんしてる個人へダイレクトに警鐘してる
ある意味フォークソングの進化形ともいえるのかもね千春のフォークって
「信号」という唄も個人への警鐘ソングでしょ、これも変化したフォークソングと
いえばフォークソングなのかも
俺は個人的にメロディーもピンとこないし変化したプロテストソングなのかも
しれないけど一作品として飛ばす曲だね
千春の代表曲は恋愛とかが主だし、あと人生応援歌的な唄とかだからな
それなのに千春はフォークを誇張するからな

個人も成長し自分の考えが確立してくれば、千春に言われなくとも
体制側でいることの矛盾にきづいてくるもんで、さすれば深いとは感じにくく
残るのはライブで唄で、どう感動させてもらえるかになるかと思う
だから歌謡歌手というのがいいと思う