千春ファンになって約35年。
当時4つ上の中学生の姉が千春ファンで、小学生だった自分は姉のレコードを聞いているうちになんとなく千春ファンに。
姉はアイドル的に千春が好きだったらしく、"sing a song"位には既に興味はなくなっていた。
きっとハゲだしたからだろう。

自分はそれでも千春ファンであり続け、高校時代などは友人から千春ファンであることをバカにされたりもした。

それでも千春が好きだった。
ギターが下手でも鳥肌が立つような歌唱力で、他のアーティストを小バカにしても納得するだけの説得力を持っていたから。

確かに歌詞は、清志郎が言っていたように中学生でも書ける内容だったし、曲調も単調だけど、そんな楽曲でも千春が歌えば一気に千春ワールドにしてしまう地力が備わっていたように思う。

現在は……千春が千春たらしめた歌唱力は影を潜め、高音が出ず、音程は外れる有り様。
千春はその歌力で千春ファン以外にも「確かに歌は抜群だな」と思わせてきただろうし、ファンの私も「千春ファン以外の人も、千春の歌を聴けば分かるよ」との思いがあった。

今62才になり、激しく衰えた千春を突きつけられても、ずっとファンだった『情』で毎回コンサートに足を運んでいる。
当然コンサートでの感動は少なく、8100円の価値は疑問に感じてしまう。
でもファンは辞められないだろう。

同じような方、結構いらっしゃらないですか?
長文失礼いたしました。