モノに対する・・・。うーん難しいなぁ。若い頃「X JAPANのTOSHI」として芸能界にいたときは、いろんなモノを集めてました。

それはそれで本当に素晴らしかった。質の良いモノを身に付けたり、持ったり、食事をしたり、素晴らしいことでした。

「物質的なクオリティーが高ければ高いほど良い」と思っていて。

僕はそういう海外での生活をして、しかも若い年齢で、そういう生活がある程度できていて。

それは上を見たらキリが無いですが、それなりに得てきました。

でもやっぱり、どこかに「心のむなしさ」だとかを感じていて。そういう「モノ」を他人にひけらかせばひけらかすほど。

普通はそのモノが「便利」だから、「質が良い」から使うんだけど、僕の場合、なんというか、「人に勝つため」で。

そういう、まるで「人」まで「モノ」のように、何か自分がこう劣等感が強いものだから、他人に優越したいために、飾っている。

だからモノに対しても、「素晴らしい質だから、使う」というよりは、「こんなブランドを持ってる俺はスゲェ。こんなキレイな女性を連れている俺はスゲェだろ」みたいな。

「いかに自分を凄く見せるか」みたいな(笑)

自分に中身が無いもんだから、外側を飾るものとして、モノを集めていたような気がします。

あるいは弱さを見せるのが「怖い」ものだから、そういう「モノ」で人に「どうだ」ってところを見せれるので、そんなような動機から「モノ」を集めていた感じがするんですね。