山下達郎 サンデーソングブック 2018年11月11日
『達郎さんはコンサートに臨むにあたり、ご自分の中での決まり事とかありますか。
例えば音響がイマイチの会場だとやらない、とか観客が満員じゃないとやらない、とか。』

達郎:
音響が悪いホールは実際にありますけどね。
そういうところは、行かないようにしてます。
最近は「お客さんが満員じゃないと(笑)」って、これって・・
そういうお便り多いんですけどね(笑)

僕なんかは、やっぱり売れないバンドで始まったので。
例えば、ソロになって、ようやく全国ツアーができる
ようになってからでもですね・・
3年近く・・例えば2000のキャパですと、
1200〜1300っていう感じで、
ずーっとやっておりまして。それでも、
いい方だと言われまして。

人によっては、300、400から始めて、少しづつ
増やしていくというですね。やっぱり満員にするまで、
数年かかって、みんな・・努力してやってきましたのでですね。

今、現役で活躍してる僕らの同世代の方々は、みんなそういう
ことをやってますので。ですので、観客が多いとか少ないとか・・
そういうものはですね、それぞれの解釈でありまして。

あのぉ・・僕は・・一人でもやりますけどもですね。

だからといって、だから今回のようなそういう、いろんなことがありますけど。
そういうことをですね、僕の個人的な意見で語る立場にはありません。
それぞれの方々の裁量・・お客さんと、その表現者の方々の関係の中で
考える問題であります。その程度で、許してください(笑)