でも、そうしたミュージシャンとしてのエゴより、お客さんの欲望に誠実に向き合う方が、ポップミュージシャンとして正しい姿勢であることをポールは知っているのだ。渋谷陽一 10月31日東京ドーム。 (2018年11月13日 日本経済新聞夕刊掲載)