>>262
一連の日原篇は平沼自身が思う以上に、或いは平沼の意図に反して史料研究書としての価値が高い。
江戸時代の古道からつい先代の旧道まで綜合的、体系的、そして実証(!)的に扱ったという意味では殆んど唯一の事例とみられる。
今後奥多摩町史の新訂版が出るとしたら編者が典拠の一つにしても不思議は無い。

但し平沼や「山行が」の名は伏せられるだろう。
役所が「非合法行為」の成果に公の御墨付きを与えるわけにはいかないから。