>>570
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> 2016年06月06日
<続き>

しかし、だ。

日本にはある医療制度がある。皆さんは知っているだろうか?

「高額療養費制度」という制度のことを。

平成27年に厚生労働省が認可した、ある抗がん剤がある。名前を「オプジーポ」。肺ガンに効くという。
画期的なのが、今までと違い「自己免疫力」を高めるという効能があることだ。
必ずしも劇的に効くわけではないそうだが、少なくとも今までの代表的な治療と比べると数か月間にわたり延命できる薬のようだ。

いいと思う。
医学の進歩だ。
立派だと思う。

値段を除いて。


この「オプジーポ」…百田氏や今日の「メディカルカフェ」で聞いたところによると…大体1か月で300万円かかるという。1年の処方で3600万円だ。さて、ここで問題なのはこの極端に高額な値段だ。

皆さんはご存じか?「高額療養費制度」という制度が日本に存在していることを?

通常の保険適用は患者の3割負担。高齢者は1割負担だ。皆さんもそこまでは知っているだろう。しかし、あまりに高額な薬に対しては「高額療養費制度」という制度が適応される。
所得のある人間であっても少しだけ…所得が減れば支払う金額はどんどん減っていく制度だが、日本の後期高齢者たちは、一部を除いて基本的にほとんど収入はない。
したがって、ご高齢の方々は、日本では高額ながん治療薬などを使用するときには、そのほとんどを税金から賄っているというのが現実なのだが…

<続く>