プロフェッショナル2
2018/9/21 00:35

https://www.youtube.com/watch?v=pCtF9mTNiM0

料理の「粋」を知り尽くした土井善晴先生が、この動画で決定的なことをおっしゃっている。

「ウチの娘の家庭科の教科書に『ほうれん草のお浸し作るときは、ほうれん草を茹でたらだし汁に浸しとけ』って書いてて、ビックリしましてん。普通の家庭はそんな簡単にだし汁できませんやん!それは料亭のやり方ですねん」
「味噌汁はあくまで味噌の味を楽しむものですねん。みんな見栄張って、鰹節多めに入れとこ!とかしますけど、それでは味がブレてあきませんねん。プロやないんやから、そんなとこで見栄張ってもあきませんねん」

プロの料理人ではなく、あくまで家庭料理の視点で料理の真理を捉える、土井先生の慧眼である。


プロが一般人にものを教える時、「こうでないとプロになれない!」と強圧的に教え込むのは、ただのイキリである。
一般人や学生にプロの技を教え込む必要はない。

その人達が、身の丈に合ったいいものを作れるよう導くのが、本当の教育者の在り方だ。

もちろんその人がプロ志望なら、もっと厳しい言葉をかけなけらばならない。
それはTPOに合わせて考えるべきだ。

しかし家庭料理が上手くなりたい人間にやたらめったら厳しい作法や鍛錬を施すのは、ただのアホ、キチガイイキリである。


最近、女子高吹奏楽部に「プロの演奏じゃない!芸術の真髄を解ってない!!」とキレた某O大ブラスのアホキチガイ(しかもただのアマチュア)を連想する。
とにもかくにも、お前正気か?
女子高生にいったい何言ってんの?

てめぇの勝手な芸術観に溺れるのもいい加減にしろ。
自覚がないなら早く廃業しろ。
だからクリエイティブの人間はやっぱりおかしいと思われるのだ。


やたら「自分はプロだ!」とイキがるのはいいけれども、どうして家庭の主婦とかに「俺と同じプロの味を覚えろ!」と脅迫できるのか。
ただただ、バカだとしか言いようがない。