>>117
こうした「やり過ぎる」傾向をもって物事のあらゆる側面を理解しようと探求し、何ものにも一貫性を求める姿勢は、完璧主義や理想主義へとつながりやすい。
これが行き過ぎると、心配性やうつ気質、自分と価値観を共有しない他者に対する攻撃的な態度になることがある。
ギフテッドの才能が上手く社会に受容されない場合に、その過剰性が世間とぶつかり合ってしまうのだ。
まるで、オーギュスタン・コーシーなどの同時代の大数学者に理解されず、
革命運動に傾斜していったエヴァリスト・ガロアを彷彿とさせる。
世間に理解されずに夭逝した天才の悲劇は、いつも人々の心を打つ。