神話や星座を彷彿とさせる詞ならまだ似合ってたかもしれない装いなのに、外見と歌を合わせるという基本中の基本すら怠ったものだからこの通り、
ガールズは前世でどんな罪を犯したのかと言いたくなる罰ゲームライブの出来上がりとなったわけです。
というか今回に限らずオーディションからここまで、罰ゲームを通り越して罰でしかない無意味な苦難ばっかりですねガールズ七名。
本当に何をしちゃったんでしょうね。モザイク除去装置と偽ったただの電気スイッチを通販で売って刺されたんでしょうか。
まあ前世でどんな罪を犯したにしろ、このような形でちゃんと禊を済ませたわけですから、
今世も来世も彼女たちの未来は幸多いものになるでしょう。現にWUGのファイナルライブは多くのファンから祝福され大盛況の内に幕を閉じましたしね。
今後も幸多からん人生になることをお祈りしましょう。
今世で罪を犯し続けた奴の未来?そんなん決まってるでしょう、この世だろうとあの世だろうと浄化されるまで煉獄です。

それにしても今回のサブタイと歌のタイトル、一体何が「Beyond the Bottom」なんでしょうか。
Beyond the Bottom、訳すると「底を抜けて更に向こう側へ落ちてった」としか取れないのですが、
一体どういう意図があって名付けたんでしょうね。ここからの監督自身の未来が見えていたんでしょうか。


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この行を記している今日の日付は、平成31年4月26日です。
小池一夫せンせいの訃報が入ってきて、冒頭の書き出しが作ったのが先週4月19日の事でした。
この時はこのレビューを、小池せンせいの話題を好きなだけたっぷり語ってから〆るつもりでした。
通ってた高校の近くに大野というお好み焼き屋があって、そこに置いてた首斬り朝の文庫版を読んだのが小池一夫初体験だったという話から始めて、
首斬り朝や子連れ狼やオークションハウスのことを取りとめもなく綴り、板垣恵介氏が劇画村塾で小池せンせいに作品を絶賛され
その喜びで全ての人生が変わったという話を以て、一年近くに及んだワキガレビューの全てを終わらせるつもりでおりました。