山本寛オフィシャルブログ
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去年のアニメ映画の「惨敗」がすべてを物語る

2020-02-14 15:17.50
劇場アニメ興収600億円突破 定番超えのオリジナル作品あった?


2019年のアニメ映画、どれだけ覚えているだろう?
実は空前の数字だった。
しかし、誰も覚えてなかろう。
それだけ死屍累々だったのだ。

そして海外の賞レースでは完全無視の状態だ。
『天気の子』ですら何も獲れていない。
僕は富川国際アニメーション映画祭で日本作品が全滅したことに戦慄し、日本人クリエイターたちと身を寄せ合って怯えるようにクロージングパーティを過ごした。

昨日の
https://youtu.be/X9YjH1AdzYc


でも語ったが、何が原因かって国力の低下が一番の原因だろう。
中国・韓国・ヨーロッパ、そしてアメリカ。
アニメにかける資本力がまず違う。

「安くていいもの作れる」という日本の強みは、もう失われつつある。
驕りが粗品乱造を生んだのだ。
今はもう作り方すら忘れてしまった。


国際競争から脱落し、国内ではネットでオタクどもから難癖をつけられる。
日本のアニメは確実に沈下しつつある。
このまま座視していては、とことんまで堕ちるだろう。

まぁ、気が付けばどの産業も同じ展開なのだが。

#アニメ映画 #日本のアニメ #国力