ガッキーコラム

もうすでに何話分か上がってるものに、OP・EDアニメを差して正式に納品。これで晴れて放送の形態に。今回のOP・EDもコンテは俺。演出も(OPは助監と共同、EDはピンで)。
だいたい本編の間を縫って作るのがOP・EDの常。そこだけにスタッフの労力を集中させるわけにはいかないため、総動員でかかる期間は、フィニッシュの2〜3日のみ。
そのラストの日(納品日)に筆をとってこの原稿を書いてます。

 でも、毎作品毎作品どれだけクタクタになったとて、たぶんまた作ってると思う板垣です。少なくとも次の仕事も年明けから動き出しますから。
どこかで休みたいと思ってもなかなか休めません。新人の面倒みたりとか物理的事情もあるとしても、本音はやっぱりアニメ作りが何よりも面白いからです。
いつぞや『ユーリ!!! on ICE』の山本沙代監督と雑談していた際、彼女に「なんでアニメなの?」と訊くと「だって絵(画)が動くってだけで楽しいじゃないですか〜!」と返ってきました。
その時の「絵(画)が動くってだけで楽しい」は、純正のアニメーターでもかくや、って感じの純粋な言葉として、未だに忘れられないのですが、自分もその感触が未だにあって、何歳になっても、紙と鉛筆からPCへと道具が変わろうとも、アニメーター仕事は辞められずにいます。