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つまり、自分の場合、こういうのを表現したい、でも何で?って所から、ゆっくりしのび足で着地点を
決めていくようなスタイルでしか作品群を作れないので、「こういう映画を」とか「こういうアニメを」
とかは実はあんまり想定しないんだよね。
こういう物語やキャラを見せたいけど、どういう手法で?っていつもそこからです。
だから一枚絵で完結してしまう場合もある。
反応が薄けりゃそれ以上描く必要無いかな、っていうケースは多いです。
次にモチベーション上がるまで待てば2枚目描くだけの話。

ていうか僕のサイト見てた人は解ると思うけど、媒体として、コミックに限らず絵本でもPC中心でも
発表は可能なわけじゃないですか。
でも、ネットベースで物語作品を有料で発表しようとすると、絶対に「無断複製」や「海賊版」が
こちらの収入を邪魔するでしょ?それされたら個人の1年がかりの努力とか一瞬で無意味ですから。
で、そういう無断複製や海賊版問題が完全に解決されたような時代じゃなくちゃ、自分の長い作品を
ネット発表するのは無理だろうな、って思ってます。
企業を通した発表だとね、足元見られて上前はねられすぎる。
それは絶対に死活問題なので。業界もプロも世の中もゴミ屑なので仕方ない。
自分の絵を描けない作れない人達と組んで仕事しても仕方ないわけだし。
まぁ自分が描いてから数年か十年二十年すれば時代が追いついてはくるけれど、その時には更に自分は
先に行ってるわけだから、キリが無いし、自分の場合は総合芸術ジャンルのプロの人々に対しては諦め
というか諦観しか無いですね。
だから専門職としての業界人を要求される業界には元々居れない、ってのは、ずっと前から自分は
そういう感じです。