そろそろ我慢の限界のジャローダ。
口を大きく開け遂にベビンネ達を丸呑みした。
「ミビャアアアア!」
ベビンネ達の最期の絶叫は口の中に入り舌で掻き回され唾液で溺れる事でかき消された。
その後、ジャローダの喉が膨らむとゴクンッ!と音を鳴らし再び元の形に戻るのであった。

ジャローダは舌で口の周りを舐めながら先程の喉越しの余韻を味わっているのか目を瞑り満足そうな顔を見せた。


「ご苦労様、ジャローダ。戻っていいよ。」
ジャローダをボールに戻すと周囲はすっかり静かになった。
戻す直前、ジャローダの腹から微かに「ミィミィ」と可愛らしい鳴き声が聞こえた。

思えばストレスの元凶だったタブンネ。
まあ少しは楽しめたかな。また気が向いたら野生のベビンネあたりでも拾って遊ぼうかな。
家路につく僕の足取りは軽やかだった。