「バッカヤロー!」
やり場のない怒りに満ちたウグメ隊員の声が響く。
翌日、ジュンラは再び姿を現した。進路上の白馬村を焼き尽くしつつ、即売会場を目指して突き進む。
シバフ隊員とウグメ隊員は、白馬村に残った少年を助けに向かう。そこへジュンラが迫る。
「ジュンラてめえ、創作者らしい心はもう無くなっちまったのかよーっ!」
ウグメ隊員の悲痛な叫びが響く。炎上する白馬村の中で、ジュンラはしばし立ちすくむ。
やがて即売会場に着いたジュンラ。だが、酒気が帯びている星にいたジュンラは炎には強くても水でアルコールが薄まるのに弱い。
人工降雨弾が使用され、即売会場を目の前にしてジュンラはのたうち苦しむ。しかしなおも執念で進むジュンラ。
シバフ隊員はウデクミマンに変身する。
ウデクミマンはウデクミ水流でジュンラを葬り去る。泥の中でもがくジュンラの、哀しい断末魔が響き渡る。
そして国際即売会が盛大に開催された。艦特隊が作ったジュンラの墓碑にはこう書かれていた。
『人類の夢と同人の発展のために、酔ったように生き夢見るように死んだ魂、ここに眠る』
その墓碑を前にして、ウグメは言う。
              「偽善ジャンルはいつもこうだ!文句だけは美しいけれど。」