このコピペが現実味を帯びてきたな

あの大物実況者、加藤純一は今…千倉タイムズ

「今考えたら、なぜあんなに差別発言していたのかわからない」そう話すのは、千倉でじゃがいも農業を営んでいる加藤純一さん(51)だ。
「僕も昔はイキってたんでねー、あ、これ死語ですかねぇ?」ニヤりと控えめな笑顔を見せるそのしわしわの顔に、昔の人気実況者の雰囲気が見えた。
加藤さんは違法ダウンロードで始めたポケモン六画面実況でブレイク。過激な差別発言を繰り返し、衛門と呼ばれる凶暴な信者を獲得し、一時は地上波にまで出る人気タレントとなった。
転機はおはスタへの出演取り消しだった。素行が問題で、地上波への出演停止を喰らったのだ。
「当時はまずいなって思いましたね。こういう実害出るなら、差別発言をやめようかなって。同業のもこう(※)にも迷惑かけてしまったんで」
だが、手軽に人を集客できる「差別発言」からは離れることが出来なかった。衛門と呼ばれる狂信者は、さらなる差別発言を望んだ。差別がなきゃ加藤じゃない、そんな風潮が加藤の地位をじわじわと削っていった。
その後も差別発言を繰り返すうちに、徐々に「触れてはいけない人」となっていった。加藤氏は言う。
「虚言で積み重ねたものは、案外もろいですよ。ほんと、高田には悪いことしたなって。」
先日総理大臣に就任した高田健志と旧知の仲だというこの「元大物」は、まだ過去の栄光にすがっているように見えた。
「じゃ、お疲れ様です。芋は愛情注がないと育たないんで」
芋のような笑い顔を見せると、加藤は畑の奥へ消えていった。あの笑顔も、虚なのかもしれない。ふと、記者の脳裏にそんな考えがよぎった。

※ 大物司会者の馬場氏が動画投稿者時代に使っていたハンドルネーム。