http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2017/06/23/0800000000AJP20170623001000882.HTML

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は23日、米ニューヨークの国連本部で22日(現地時間)に人種差別撤廃委員会(委員18人)の選挙が行われ、韓国人女性の鄭鎮星(チョン・ジンソン)ソウル大社会学科教授(63)が委員に選出されたと伝えた。来年から2021年まで委員を務める。鄭氏は国連人権理事会諮問委員会の委員(08〜13年)などを務めた国際人権専門家だ。

 人種差別撤廃委員会は人種差別撤廃条約に対する国別報告書を審査し、条約の履行に関する勧告を行う。旧日本軍の慰安婦問題も委員会の関心事の一つで、韓国人の委員選出によって人権の観点から同問題への注意が喚起されることになるか注目を集めそうだ。

 同委員会は14年、慰安婦問題を否定し被害者の名誉を傷つける日本国内の動きを非難し、被害者の権利侵害に対する調査を経て加害者を処罰するよう日本政府に勧告した。

 外交部によると、韓国人が同委員会の委員に選出されたのは韓国が1978年に人種差別撤廃条約に加入して以降、初めてだという。