配信先、産経ニュース、2017.6.24 20:29更新
http://www.sankei.com/world/news/170624/wor1706240036-n1.html

 中国が主導して世界の安全保障問題を話し合う「世界平和フォーラム」が24日、北京の清華大で開幕した。唐家●(=王へんに旋)元国務委員が「経済がグローバル化する中、どの国も独善的ではいられない」と演説し「米国第一」を掲げるトランプ米政権を牽制した。

 唐氏は、中国が最近の世界の安保情勢の変化に対応を進めていると指摘し「習近平国家主席は国際秩序をさらに公平で合理的な方向に発展させるために多くの意見を出している」と強調した。

 北朝鮮の核・ミサイル問題については、張業遂筆頭外務次官が、朝鮮半島の平和と安定の維持は各国の利益となるとした上で「中国は対話と協議を通じた問題解決(の立場)を堅持する」と述べ、圧力強化に否定的な姿勢を改めて示した。