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天皇誕生日記者会見の抜粋
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日本と韓国の人々との間には、古くから深い交流があったことは、
日本書紀などに詳しく記されています。
韓国から移住した 人々や招へいされた人々によって
様々な文化や技術が伝えられ ました。
宮内庁楽部の楽師の中には当時の移住者の子孫で、
代 々楽師を務め、今も折々に雅楽を演奏している人がいます。
こ うした文化や技術が日本の人々の熱意と韓国の人々の
友好的態 度によって日本にもたらされたことは幸いなこだったと思います。
日本のその後の発展に大きく寄与したことと思っています。

私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧(ぶねい)王の子孫であると
続日本紀に記されていることに韓国とのゆかりを感じています。
武寧王は日本との関係が深く、このときに日本に五経博士
が代々日本に招へいされるようになりました。また、武寧王の子、
聖明王は日本に仏教を伝えたことで知られております。
しかし、残念なことに韓国との交流は、このような交流ばかりではありませんでした。
このことを私どもは忘れてはならないと思います。

ワールドカップを控え、両国民の交流が盛んになってきていますが、
それが良い方向に向かうためには、両国の人々がそれぞれの国が歩んできた道を、
個々の出来事において正確に知ることに努め
個人個人として互いの立場を理解していくことが大切と考えます。
ワールドカップが両国民の協力により、滞りなく行われ、
このことを通して両国民の間に理解と信頼感が深まることを願っております。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E2818DE2EAE3E2E0E2E3E29191E2E2E2E2

天皇家の威信にかけた寺院建立:http://www.nabunken.jp/gallery00/2/2_1_4.html
百済大寺と大官大寺:http://www.nabunken.jp/gallery00/2/2_1_4.html