2017年6月25日、韓国のインターネット掲示板に「外国人観光客がソウルを再び訪れない理由」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーの注目の的となっている。

スレッド主は、ソウルにある大学院に通う外国人学生らが「観光学」の授業中に教授から出題されたという質問「外国人がソウルを再訪する回数が落ち込んでいるが、理由は何だと思うか」に対する回答を紹介している。

あれこれ回答があったというが、外国人学生らは共通して「都市の外観がみすぼらしい」と答えたそうだ。観光地のみならず、風情を味わおうと路地に入っても、たばこの吸い殻や唾の跡、ごみやチラシなどで散らかっていてまったく楽しめず、きれいな所を探す方が大変だというのだ。

スレッド主は、「観光」に「観」の文字があるように、目で楽しめる場所であってこそ再び訪れたくなるものだと主張、日本を例に挙げ「日本に行く観光客が名もない路地を訪れる理由は、観光地でなくともどこに行っても眺めがいいからだ」と説明した。

一方で、韓国については「ドラマの撮影できれいな場所を探すことが難しいから、(ソウル近郊で注目を浴びている未来型都市の)松島(ソンド)新都市に行って撮影する」と批判、家の前や店の前が汚くても放置、汚い所だらけでごみを捨てる人も後を絶たず、「ソウルはみっともない都市だ」とばっさり切り捨てた。

この投稿に、他の韓国のネットユーザーからは、

「確かにね」
「外国人からしたらソウルは何の魅力もない。もし自分が外国人なら絶対に中国や日本に行く」

とスレッド主に同調する声が上がる一方、

「外国の都市だってソウルと一緒」
「バンコクには行ってみた?」
「それでニューヨークに行ったら驚くはず」
「ソウルは東京の汚い通りに比べたら全然だよ」

と反論も寄せられている。

また、

「汚いとかよりも、ソウルに観光コンテンツがないからでしょ」
「見るものが少ないから」
「東京よりましなのは、物価が安いことくらい?」

と別の原因を指摘する声も。

さらに

「指摘は合ってるような違ってるような…。むしろごちゃごちゃした路地を韓国の特色と考える人もいる」と発想を転換する人や、
「あの醜いごちゃごちゃした看板はもともと日本の文化。日本の繁華街を見てみなよ」と主張するユーザーもいた。


2017年6月28日(水) 10時10分
http://www.recordchina.co.jp/b180750-s0-c60.html