約830の神社が加入する「全国八幡宮連合」の総会が28日、京都府八幡市八幡の石清水八幡宮(田中恆清(つねきよ)宮司)で開かれ、産経新聞元ソウル支局長の加藤達也・東京本社社会部編集委員が「韓国 反日政権誕生の衝撃〜日本はどう備えるべきか〜」をテーマに講演した。

 講演で加藤氏はまず、北朝鮮がミサイル発射を繰り返していることに「今、日本は危機の中にある」と明確に指摘。

 「『反日スローガン』を掲げる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮に急接近を図っている。アメリカも嫌悪感を強めているが、おかしな方向に向かっている」と日米韓の安全保障関係が文政権誕生で激変しつつあるとした。

 そのうえで、これまでの日韓関係を「韓国からの要求に対する日本の受け身の姿勢が今の日韓関係を助長している」と説明。

 「しかし、安倍(晋三)政権は慰安婦像増設に対し、駐韓大使の一時帰国など『対等な二国関係』に明確なメッセージを発するようになった。こういうことをためらってはいけない時代で、日本は外交・安全保障面で自立する必要がある」と述べた。

http://www.sankei.com/west/news/170629/wst1706290015-n1.html

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「外交・安全保障で自立が必要」と説く加藤達也・元ソウル支局長=京都府八幡市