一昨年台北に職員旅行で行ってきたけど、場末の羊鍋屋で店主から「日本人か?」と問われ、「そうです。」と言うと、
更に「うまいか?」と尋ねられた。「いけます」と言うと店主はすごく喜び人をやって日本語話せる女性を連れてきた。
その女性をはさんで会話がとても盛り上がり、鍋を食い終わる頃にはすっかり意気投合していた。
店主は「明日もいるのか?」と尋ね、「いる」と答えると「日本人と結婚したがってる女性を紹介するから是非とも来い!!」と言われた。
てっきり社交辞令だと思って次の日には行かなかったのだが、次の日同僚が街を散策していて同じ店で呼び止められたそうだ。
店主「お前ら日本人か?」
同僚「そうだ。」
店主「たかしという日本人を知らないか?」
同僚「たかしは日本人にはたくさんいる」
店主「昨夜嫁を紹介すると約束したのにまだ来ない。」

同僚が店の中を見ると20代半ばの綺麗な女性がニコニコ笑いながらこっちを見ていたんだと。

まぁ前日の話を聞いていた同僚の作り話なのかも知れんが、心底後悔したのは確かだわな。
台湾の人間の親切がガチだとわかったのは帰国してからの話。 知り合った台湾人にそのエピソードを話すと
「あんた信じられないことするな。その人きっとずっと待ってたと思う。」 と叱られた。

あああ、もう一度行って謝りたい。