2017年7月11日、中国メディア・上観新聞によると、韓国で「ヘル朝鮮(地獄朝鮮)」と自分たちの国をやゆする若者が増えていると米誌ザ・ディプロマットが報じた。

韓国の若者の多くは矛盾に満ちた職場文化に不満を持ち、世間体を保てる職を求めているが、ポストは不足し、旧態依然とした考え方も容易には変わらないことから、希望が持てなくなっている。

李氏朝鮮は500年続いた封建王朝だが、閉塞した韓国社会に対する若者の不満を象徴しているという。

アイドルや映画・ドラマなどの華々しい流行文化や先進国としての国際的なイメージとは裏腹に、韓国の若者は11.2%という高い失業率にあえいでいる。

韓国人は年を追うごとに将来に対して悲観的になっている。 そうした中、韓国を見限って国外に活路を見いだす人が増えている。

2011年に韓国を離れた女性は、現在はシドニーで正看護師として働いているが、移民前はソウルの有名病院で働いていた。「学歴だけが偏重されるいびつな職場文化が韓国を離れる原動力になった。韓国は男女差別もひどい」と話す。

自分たちの親の世代には、韓国は「漢江の奇跡」と呼ばれる急速な経済成長を遂げ、1980年代は民主化を果たすなど希望に満ちていた。

しかし、自分たち若い世代は何の希望も持てず、ゆがんだ面ばかり目の当たりにさせられ、政府にも問題解決は期待できないことが、若者に自国を「ヘル」と呼ばせている。

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