民進党の蓮舫代表は13日の記者会見で、台湾籍と日本国籍の「二重国籍」問題をめぐり、台湾籍を離脱したことを証明する公的資料を18日に公表する方針を示した。「極めてレアなケースではあるが、台湾籍を有していないことが分かる部分を伝える準備がある」と述べた。

 戸籍の公表が外国人差別の助長につながりかねないとの指摘については「差別主義者・排外主義者に言われて公開するようなことは絶対にあってはいけない」と述べた。記者会見の主なやりとりは以下の通り。



 −−11日の党執行役員会などで戸籍謄本を公表する意向を示したと報じられた。真偽は

 「戸籍謄本そのものとは言っていない。特にわが国では戸籍は優れて個人のプライバシーに属するものであり、これまで私も言ってきたが、積極的に、あるいは差別主義者・拝外主義者に言われてそれを公開するようなことが絶対にあってはいけないと、いまなお思っている。前例にしてはいけないとも思っている」

 「ただ、一私人ではなく、一公人ではなく、野党第1党の党首として、今、特に(安倍晋三)首相に対して強く説明責任を求めている立場からして、極めてレアなケースではあるが、戸籍そのものではなくて、私自身がすでに台湾の籍を有していないということが分かる部分。これをお伝えするのは準備があるということはお示ししたところだ」

 《ここで記者会見の司会進行を務める芝博一役員室長が立ち上がり、次の質問を受け付ける前に「今日の戸籍関係についての発言(質問)はここまでにさせていただきたい」と発言。記者団に対し、公表の段取りなどについて説明を始める》

 《芝氏「今、整理をして、申請書類だったり証明書だったり、諸々の整理をしている。多分、明日の夕刻までには次の諸々の資料の提出をすべてオープンにする。18日の最後の都議選の総括(ブロック会議)、それからその後、執行役員会と常任幹事会がある。それ以降に、説明を終えた以降に、本人が会見の場を持たせていただきたい」》

 《芝氏「今日この場でいろいろ皆さんはお聞きいただきたい部分があろうと思うが、今、手元に十分な資料もない。しっかりと見せるべきもの、公開すべきものは火曜日にお出しして、しっかりと説明した上で、それを見ていただいた上で、代表本人の意見というか質問を受けさせていただく形で約束する。明日夕刻までには18日の日程確認をして皆さん方に連絡したい」》

 《質問しようと挙手した記者に対し、芝氏が「(公表する)内容についてはもう答えませんよ」と念押しした上で指名する》

 −−明日夕刻に何を出すのか

 《蓮舫氏は答えず、芝氏が再び口を開いた》

 《芝氏「明日夕刻、18日までの日程感を出す。今それを整理中だ。経緯表も含めて、いろいろな形で法的な部分、政策部分も含めて出すと言っているので、書類を整理している。謄本だけ開示すればいい話ではないと思っているから、その分も含めて今、整理中だ。その整理が明日夕刻までにはしっかりと用意できることは確認できると思う。できる限り夕刻と言わず、分かった段階で18日の日程をお示しする」》

 《芝氏「18日、はっきりしているのは、冒頭、最終的なブロック会議での都議選総括がある。その後、執行役員会、常任幹事会がセットされている。それまでにいろいろな証明書類、必要書類等々を踏まえて、皆さんに開示する。この説明はしっかりとした立場の人間が、党のほうでも弁護士、そして大串博志政調会長のほうでやらせていただく」》

 《芝氏「その後、執行役員会、常任幹事会があって、そこでもきちんと説明した上で、それ以降、早急に代表が会見をさせていただく。そこで十分にお答えしたい。経緯について他にあれば(質問を)どうぞ」》

 −−会見も同じ日に開くのか

 《芝氏「はい、会見も同じ日にやらせていただく」》

http://www.sankei.com/politics/news/170713/plt1707130031-n1.html
http://www.sankei.com/politics/news/170713/plt1707130031-n2.html
http://www.sankei.com/politics/news/170713/plt1707130031-n3.html
http://www.sankei.com/politics/news/170713/plt1707130031-n4.html

>>2以降に続く)