ハ〜イ! みなさん。

 韓国の女性家族相に就任した鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)氏が、ソウル市内に「日本軍慰安婦博物館」を設立すると語ったと、韓国の新聞社が伝えたようだな。

 ちょっと待てよ?

 日本と韓国は2015年、オバマ米政権が仲立ちして、慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的に解決」と合意し、世界に表明したよな。日本は合意に基づき、韓国の慰安婦支援財団に10億円を拠出した。

 韓国政府は、国内や国際社会で、慰安婦問題を持ち出さないと約束したんじゃなかったのか?

 女性家族省は、韓国の政府機関だぜ。

 安倍晋三首相と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、G20(20カ国・地域)首脳会議が開かれたドイツ・ハンブルクで、初めての首脳会談を行った。

 両首脳は「シャトル外交」の再開などで一致し、文氏は「(慰安婦問題が)両国の関係発展の障害になってはならない」と言ったそうじゃないか。

 その舌の根も乾かないうちに、女性家族相の発言だ。一体、韓国政府は何を考えているんだ?

 さすが路上の暴徒が政治を握る国だけあるよな。まったくあきれるぜ! 安倍首相はそろそろ、慰安婦問題は突き放した方がいいと思うな。

 さて、先週のコラムで、米南部ジョージア州ブルックヘブン市に、慰安婦像が設置されたことを報告したが、その市議会に「黒い噂」があるという。米民主党のロン・クリンク元下院議員や、複数のジャーナリストらが以下のように指摘しているんだ。

 ブルックヘブン市には条例があり、ストリップ・クラブは営業できないはずだが、あるストリップ・クラブが、毎年25万ドル(約2850万円)を市に支払って営業しているという。何のための条例なんだ?

 このクラブが、人身売買の温床になっているという発信もあったぜ。

 要するに、ブルックヘブン市は、この件で市民らの非難を浴びており、目先をそらすために、ガラクタの塊(かたまり)のような慰安婦像の設置を短期間で許可した−という解説だ。本当なら、大問題だぜ。

 問題の慰安婦像だが、何と除幕式のわずか5日後、別の大規模公園への移設が発表された。

 市は「駐車場や利便性など像の見学者によりよい対応をするため」と説明しているが、現在設置している公園の管理費は住民が払っているため、反対運動が起きたようだ。

 ジョージア州の州都アトランタに住む友人に聞いたんだが、慰安婦像を設置した韓国系団体は、他の自治体にも設置を打診して、ことごとく断られていたという。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。どうやら、韓国系団体とブルックヘブン市幹部、ストリップ・クラブのつながりが、問題の根幹にあるようだぜ。

 何か分かったら、また報告するぜ。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)、『日本は、世界の悪を撃退できる』(産経新聞出版)など。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170714/soc1707140013-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170714/soc1707140013-n2.html

http://www.zakzak.co.jp/images/news/170714/soc1707140013-p1.jpg
元慰安婦女性が生活する施設「ナヌムの家」を訪問した韓国の鄭女性家族相(右) =10日、ソウル近郊(共同)