>>1のつづき

(グラフ)
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▲ 全体・大卒以上失業者現況

今年第2四半期の60歳以上(高齢層)の就職者は424万7千人で、15〜29歳(青年層)の403万人
よりも21万7千人多かった。 青年層の失業率は10.4%で、歴代最高水準だった。

統計庁のピン・ヒョンジュン雇用統計課長は、「全体的に20代の就職状況が良くないが、20代
中ばから後半は大部分が大卒以上の学歴のため、関連失業率が高くなっている」と分析した。

ピン課長は、「反対に大卒者が多くない50〜60代の就職者数が増加して、相対的に大卒失業者
の割合が上昇するの」と付け加えた。

これに高学歴者が求める仕事と実際の仕事水準の格差が大きくなり、労働需給の不一致が
続いているという点も背景に数えられる。

韓国銀行は『主要国の労働市場のミスマッチ(不一致)の現況と示唆点』の報告書で、韓国が
他国と比べて青年層・大卒以上の高学歴で不一致現象が明白であると明らかにしている。

大企業と中小企業、正規職と非正規職の賃金格差が大きく、このような不一致現象は容易に
解消される兆しが見えない。

政府は短期的に11兆2千億ウォン規模の補正予算案を通じて仕事創出の火をつけ、さらには
経済民主化を通じた共存生態系を作って脱出口を探すという方針である。

先月7日に国会に提出された追加経費案は1カ月以上国会に係留されていて、先日14日に
与野党が初めて本格的な審査に取り掛かった。

大統領直属のイルジャリ(働き口)委員会のイ・ヨンソプ副委員長は先日10日、「高い青年失業、
求人難と就職難のミスマッチなど現在の仕事不足問題は、相当部分が大企業と中小企業間
の賃金と勤労環境格差で始まったもの」と言いながら、「経済民主化を通じて、大企業と
中小企業が共に成長する共存の経済生態系を作らなければならない」と話した。

(表)
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▲ 四半期別全体・大卒以上失業者現況(切符)

おしまい☆