2017年7月14日、韓国・聯合ニュースなどによると、朝鮮戦争の際に北朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)興南(フンナム)での撤収作戦に参加し、避難民7000人余りを運んでその命を救った米国船「レーン・ビクトリー」を韓国に移す事業が本格的に進められる。現在同船は米ロサンゼルス近郊の港に停泊、歴史博物館として使われているが、これを韓国に運んだ上で平和の意味を伝える記念公園造成に活用する計画だ。

「レーン・ビクトリー号の韓国引き渡し推進団」の団長を務めるユン・ギョンウォン氏(59)は14日、聯合ニュースに対し、「近くレーン・ビクトリー号を韓国に移すための非営利法人を設立し、本格的な活動に着手することにした」と明らかにした。

2013年に結成された推進団だが、これまでこれといった成果を上げられずにいたという。しかし先月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪米した際、米国国立海兵隊博物館を訪れ朝鮮戦争での犠牲者を追悼する慰霊碑に献花し、興南からの避難民に自身の両親が含まれていたと話したことが、同船受け入れを推進するきっかけとなった。

文氏は献花の際、「67年前、米海兵は『知らない国、会ったこともない人たち』のために崇高な犠牲を払った」とし、10万人余りの避難民が救出された興南埠頭撤収作戦で「レーン・ビクトリー」に乗った人々の中に自身の両親も含まれていたと述べていた。また「私は(作戦の)2年後、ビクトリー号が(避難民を)運んでくれた巨済(コジェ)島で生まれた」とし、米海兵が力を尽くした撤収作戦の成功がなければ「今の私もなかっただろう」と述べ、米国で大きな反響を呼んだ。

韓国に移した後の同船の停泊地としては、避難民が運ばれた巨済市が有力視されている。

この事業推進について、韓国のネットユーザーからは「韓米同盟の強固さを象徴的に示すいいきっかけになるね」「生きた歴史の証拠を引き受ける事業には拍手を贈るべき」「こういうことにこそ税金を使ってほしい」など歓迎の声が多数上がっている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=184421&;ph=0