文在寅(ムン・ジェイン)政権が「南北会談提案に先立ち、米国側に事前説明して理解を求めた」と明らかにしたことに関連して、米国務省は18日(現地時間)、「確認(confirm)できない」と明言を避けた。

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は同日の定例記者会見で、「韓国政府が米政府と南北会談について事前協議したことを確認してほしい」という記者の要求に対し、「私はその点に関しては、いかなる外交的対話内容も確認できない」と答えた。

同報道官はさらに、「我々は少し前、文大統領の素晴らしい訪問を受けた。韓国は米国の素晴らしいパートナーだ。(南北対話)提案問題については韓国政府に聞いてほしい」「我々は韓半島(朝鮮半島)非核化という同じ目標を共有している」「我々は完全で、検証可能で、不可逆的な韓半島非核化が実現されればと望んでいる」と述べた。

米国側のこうした反応に関しては、「トランプ政権は文在寅政権の南北対話提案を対北朝鮮制裁共助からの離脱と見なし、不快感を示したのではないか」との懸念が出ている。

これについて、韓国外交部(省に相当)当局者は「米国務省報道官の『確認できない』という発言は、事前協議がなかったのではなく、事前協議の事実を公表しないという意味だ」と述べた。


2017/07/20 08:22
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