アジア・サッカー連盟(AFC)は20日、韓国で4月にあったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の試合で、サポーターが旭日(きょくじつ)旗を掲げたために科された処分を不服とするJ1川崎の異議申し立てを棄却したと発表した。これに対し、川崎は規定の10日間以内に、AFCに裁定理由の開示を求める方針を固めた。

川崎には19日に裁定結果が通知された。AFCの上訴委員会は、旭日旗の掲出は差別的で、韓国国民の尊厳を傷つける行為として、規律委員会の処分を支持した。ただし、川崎が反論書で指摘した調査機関の独立性や旭日旗の解釈の合理性への疑問に対する見解は示されてない。

今後、処分撤回を求めるには、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する必要がある。川崎はAFCからの回答内容を精査した上で、検討する見通し。

川崎は1年間の執行猶予付きでAFC主催大会のホーム1試合を無観客試合とする処分と1万5000ドル(約170万円)の罰金を科された。


[時事通信社] 2017-07-20 17:17
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