広島空港で2015年4月、韓国のアシアナ航空機が着陸に失敗、乗客と乗員計28人が軽傷を負った事故で、韓国国土交通省は20日、異常な低高度での進入が原因だったとして機長の飛行資格を取り消し、副操縦士の資格の効力を180日間停止させる行政処分を科した。

 アシアナ航空には9億ウォン(約9000万円)の課徴金の支払いを命じた。

 日本の運輸安全委員会は16年11月、事故は霧で視界が悪く着陸をやり直す必要があったのに、機長の判断が遅れ、機体が滑走路手前の設備に衝突したために起きたと結論付けていた。

 事故は15年4月14日夜、仁川発のエアバスA320(乗客乗員計81人)が着陸時に、通常より低い高度で進入、滑走路手前の無線設備に衝突し滑走路を外れて停止した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170720/wor1707200050-n1.html