産経WEST2017.7.25 16:09更新
http://www.sankei.com/west/news/170725/wst1707250061-n1.html

 韓国の航空各社が来年の平昌冬季五輪を前に、「韓国訪問の年」をPRする航空機を大幅に増やすのだという。韓国航空業界では、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国の報復で訪韓中国人客が激減しているため、日本人客取り込みに向けて新規就航や増便も相次ぐ。ただ近年、韓国機の事故やトラブルが続き、安全面に懸念が残る。さらに6月に韓国国会の議長が来日した際、「(平昌五輪で日本人観光客が)もし少なかったら東京五輪には1人の韓国人も行かせない」などと述べたとされる。韓国は本気で日本人客を呼び込みたいのだろうか。

 PR機を増やして訪韓客2000万人目指すが…

 韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によれば、2018年平昌冬季五輪を間近に控え、韓国の航空各社が「韓国訪問の年」をPRする航空機を大幅に増やすのだという。

 官民協力財団法人の韓国訪問委員会は、航空各社と提携し「2016−2018 VISIT KOREA YEAR」というエンブレムを入れた航空機をこれまでに9機(アシアナ3機、大韓航空・チェジュ航空・エアプサン各2機)投入している。さらにこれに加えて、45機(大韓10機、チェジュ2機、アシアナ33機)を追加投入し、計54機で世界から訪韓客を取り組む狙いだ。平昌五輪を機に外国人観光客2000万人誘致を早期に達成させたいとしている。