2017年8月1日、韓国・聯合ニュースによると、外国人観光客が韓国旅行で期待することの1位が「ショッピング」である一方、日本旅行で最も期待することは「食事」であることが分かった。

韓国文化観光研究院が1日に発表した報告書「韓国と日本を訪問した外国人観光客、どれほど違うか」によると、昨年韓国を訪れた外国人観光客の67.3%が「旅行前に最も期待していたこと」として「ショッピング」を挙げた。次いで「食事」(44.5%)、「自然風景の観賞」(43.2%)が続いた。

一方、昨年日本を訪れた外国人観光客が最も期待していたことは「食事」(69.9%)で、「ショッピング」(52%)、「自然風景の観賞」(47.9%)が続いた。

また、昨年の訪韓外国人観光客の1人当たりの平均支出額は1625.3ドルで、日本(1352.7ドル)より20.2%多かった。

2015年の日韓の観光市場で最も支出が多かったのは中国人観光客だったが、昨年は韓国では中東からの観光客(2593.8ドル)、日本ではスペインからの観光客(2440.5ドル)が最も多かった。

訪韓外国人観光客が最も多く購入したものは香水・化粧品、訪日外国人観光客が最も多く購入したものは菓子類だった。

一方、昨年の訪韓外国人観光客で最も支出が少なかったのは日本人、訪日外国人観光客の中で最も支出が少なかったのは韓国人だった。

外国人観光客の訪問回数の比較では、初訪問の比率は韓国(61.4%)が日本(38.4%)を大きく上回ったものの、再訪問の比率は日本(61.6%)が韓国(38.6%)を上回った。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは「ショッピングしか楽しみがないから再訪率が低い。これは深刻な問題だ」「韓国から職人精神が消えた証拠」「キムチ、ビビンバ、プルコギ(韓国風すき焼き)だけに頼っているからこうなる」など報告書の結果に不満げな声が数多く寄せられている。

また、「日本と比べてはいけない。韓国より飲食店が不衛生で不親切で料理がおいしくない国はたくさんある。反対に日本より衛生的で親切で料理がおいしい国はない」「見るもの、食べるものがないとしても、ぼったくりだけはやめよう」などと主張する声もみられた。

その他「再訪率が低いのは魅力がないからではなく土地が狭いから。仕方ないよ」と納得する声、「韓国料理はおいしいけど、西洋の人たちには辛過ぎるのかも。外国人向けのメニューを用意するべき」と指摘する声もあった。(翻訳・編集/堂本)

http://www.recordchina.co.jp/b157670-s0-c20.html

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写真は日本の定食。