強制連行などで日本に渡り、広島で被爆して亡くなった韓国人を悼む慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」の前で営まれた。

 韓国人被爆者や遺族ら約330人が参列し、1年間で新たに亡くなった11人を加えた2734人の死没者名簿を奉納。青と白のチマ・チョゴリ姿の女性らが慰霊の歌をささげ、献花した。

 広島市西区の被爆者、朴南珠さん(84)は「当時は生き残ったこと自体悪いことのように感じたが、今は亡くなった方々に豊かな世界になったと伝えたい」と話した。

 慰霊碑は1970年に建立された。


【共同通信】


https://jp.reuters.com/article/idJP2017080501001214?il=0
2017年 08月 5日 11:56 JST