2017年8月8日、韓国・YTNなどは、韓国の教授が約10年にわたり私費を投じて集めた独島(日本名:竹島)と韓国近代史関連の資料を独立記念館に寄贈したと伝えた。

記事によると、韓国の独立記念館は8日、開館30周年を記念し、公州大学のキム・ナムフン教授が寄贈した資料を公開した。キム教授が寄贈した約1100点の資料には、日本の近代に発刊された地図類、地理の教科書、リーフレットから西洋の古地図まで含まれている。

中には「日本海」が「Sea of Corea(韓国海)」と表記されている英国の地図制作者ヘルマンモールが1712年に作成した日本の地図や、独島を韓国の領海に含めた日本の中学校の教材の最も古い版本(1922年)もあるという。

独立記念館は「日本からの解放から1960年代までの韓国の独島関連の研究成果や1945年以降の独島をめぐる日本の対応など、独島関連の歴史的沿革が体系的に分かる資料がそろっている」と説明した。

キム教授は日本が「竹島の日」を制定した2005年から、独島関連の資料をインターネットのオークションなどで購入してきた。キム教授は「国民が正しい日韓の歴史を知れるよう大事な資料を寄贈した」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「立派な人だ」「彼は真の愛国者。こういう人が国会議員になるべき」「尊敬する。非常に価値のあること」などキム教授に対する称賛のコメントが寄せられている。

また、「国がすべきことを個人が私費を投じてするなんて。本当に恥ずかしい」と政府に不満を示す声や、「政府は全ての費用を負担し、賞を与えるべきだ」と主張する声も。

そのほか「韓国の問題点は管理が苦手なこと。集めるのは得意なのに…」「独立記念館の職員がその大事な資料を汚したり、紛失したりしないか心配」など今後の管理に不安を示す声もみられた。(翻訳・編集/堂本)

http://www.recordchina.co.jp/b187008-s0-c10.html

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写真は韓国にある独島体験館。