日本の赤十字看護婦がソ連軍に連行され、シベリアの捕虜収容所に着いたときに
先に抑留されていた関東軍の将校が、看護婦たちに土下座して謝ったそうだよ。
自分たちがふがいないから、こんな苦しみをあわせて申し訳ないと。
引き上げ船では、祖国に帰りたいためにソ連に同胞を密告した日本兵がリンチにあって
海に捨てられたと、元赤十字看護婦だったおばあさんがNHKで証言していた。

また、関東軍が先に逃亡して残された開拓団は日本敗戦と共に集団自決したが
中国人からの略奪をソ連兵に守ってもらって生き延びた開拓団もいた。

守ってもらう見返りに、18以上の処女の開拓団の娘を15人もソ連兵の接待に慰安婦として差し出したと
この間のNHKで見た。結核や梅毒をソ連兵に移され異国の地で亡くなったり、奇跡的に帰国できても
病気や不妊で苦しんだ日本女性たちが多かった。上陸前に麻酔なしで堕胎した人もいた。

ソ連(ロシア)とは地上戦で日本の民間人の男女も巻き込まれたから、凄惨な話がいろいろある。