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その上で武貞氏は「日本は核武装してはいけない、その代わりアメリカが通常戦力と核戦力の両方で守るというのが日米間の約束。その3本柱の一つの近くに爆弾を落とすということは、明らかに挑発的であり、日本の安全の存立に関わる問題に少しずつ近づいてきているということでもある。
アメリカの早期警戒衛星を用いて、北朝鮮のミサイルが立ち上がるときに着弾する位置が予測できるので、日本は今の法律のもとで集団的自衛権を発動して、日本海のイージス艦から日米共同で迎撃する可能性はある」と説明した。

■トランプ大統領、マティス国防長官は北壊滅のシナリオを得た?

一方のアメリカは今回の宣言をどう受け止めているのだろうか。国際弁護士の湯浅卓氏は、トランプ大統領が北朝鮮に対し牽制コメントを出しているVTRに着目。

いつものようにハンドジェスチャーを交えず、両手を組んで話をしてたと指摘、

「トランプ史上初めてだ。実は文章を読み上げていて、その文章にはマティス国防長官もOKを出している。つまり、北朝鮮を全滅させるための確信をトランプ、マティス国防長官を得たんだと思う。しかも、通常兵器ではなく、"核のカード"をテーブルに静かに置いたということだ」との見方を示した。

さらに「普通であれば中国は『これ以上エスカレートしないほうがいい』と止めるはず。しかし今回、『微妙な問題だ』という以上のコメントは差し控えている。ということは、中国はトランプがやる気だと思っているのでは」と話した。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

(おわり)