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 東亜日報(同)は、25年間にわたる公論化の課程を経て原発閉鎖決定を下したドイツや、5回の国民投票を通じて脱原発を決定したスイスの例を挙げ「原発建設を市民陪審員が3カ月もならない期間に理解し、中止するかどうかを判断するように言われるのは、人気投票と変わらない」と警鐘を鳴らす。

 それでも洪国務調整室長は「導き出された結論はそのまま受け入れたい」と表明したといい、波乱含みのスタートとなった韓国の脱原発の動きはこれからも曲折が予想される。

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7月13日、韓国・慶州の韓国水力原子力本社で、理事らが入るのを阻む労組メンバーら(聯合=共同)
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韓国・釜山郊外の古里原発1号機の前で、文在寅大統領が出席して行われた式典=6月19日(聯合=共同)
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韓国・釜山郊外の古里原発1号機の前で演説する文在寅大統領=6月19日(聯合=共同)

(おわり)