雨風を具して参れ
風を巻き、重ねて来たれ
昔日に縹々とすすき野に啼く
彼の時を想えい汝よ。時は流れ逝きて留まること能はずとも、なお。

侍髪長くして長柄は隠形の型
汝を幾重にも責め刻む
曰く、これより汝が棲まふのは小さき箱
以て現に出ること能はず。

↓いまここに腐堂妙王さまおいでませ