>>461
遅くなってしまったが…

スクリーニング効果については少し疑問がある


この中で津田教授らは、福島県が18才以下の全県民を対象に行う甲状腺スクリーニング検査の、第2巡目における14年12月までの結果について疫学分析を実施した。分析手法は標準的なものであるという。

これによると、潜伏期間を4年として日本全国の年間発生率と比較した場合、中通り地域中部で発生率比(IRR)が50倍と最も高かった。これは100万人当たり605人の有病割合となる。甲状腺がんが検出されなかった県北東部の一部を除き、他の地域の発生率比も20〜40倍だった。

チェルノブイリ原発事故では、ベラルーシの14才以下の子どもで事故の翌年から、数は少ないが甲状腺がんの増加が観察され、4年目以降に急増。津田
氏は3年目までの増加を「少ない多発」とした上で「福島県と福島県立医科大学は、この(少ない)多発を認めないことで『多発はないはずだ』と説明するが、考え方や情報公開を急いで変える必要性がある」と訴えた。

さらに津田氏は「日本では年間100ミ
リシーベルト以下の被ばくによるがんは発生しない、または発生してもわか
らない、としか説明されない」と指摘。