2016年の世界のビール生産量が前年比0・6%減の1億9092万キロ・リットルと3年連続で減少したことが、キリンホールディングス(HD)の調査でわかった。

生産量が1位の中国が夏場の天候不順で、3位のブラジルが景気低迷の影響でいずれも減少したことが要因だ。

全体の約2割を占める中国の生産量は3・7%減の4141万キロ・リットル。公務員などの腐敗取り締まりの一環として導入された「倹約令」も影響している。

2位の米国は0・7%減の2213万キロ・リットル、ブラジルは3・8%減の1333万キロ・リットルだった。

日本の生産量も若者を中心としたビール離れなどで2・1%減の535万キロ・リットル。国別の順位は前年と同じ7位だった。

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170813-OYT1T50081.html