http://ojsfile.ohmynews.com/STD_IMG_FILE/2017/0814/IE002202866_STD.jpg
▲<米国VS日本、太平洋で対決す>(イ・ソンジュ著/2017.7/256ページ/1万4000ウォン)

今年(2017年)は光復節72周年です。毎年、私たちは光復節行事を行って解放を喜び、国のために努められた先祖の労苦を賛えます。特に独立運動をしてこの国を生かそうと努められた先祖を忘れまいと努力します。しかし、解放を賛えて必ず確かめなければならないことがあります。

「日本」という国、36年間、私たちに痛恨の苦痛を与え、その苦痛はそっくり今まで残って私たちの民族をずっと痛め続ける国、この日本という国に対しもう少し知る必要があります。日本が過去の国で忘れることができれば、そのまま通り過ぎてもかまいませんが、実は現在の国です。軍国主義の魔手をいつでも伸ばすことができる国です。

今は安倍総理の人気が落ち、戦争できる国家への疾走がゆるんでいますが、いつ「戦争可能国家」に憲法改正されるか分からない国が日本です。韓半島の情勢をどうしても自分たちに有利に構成しつつあるのも日本という国を見る端緒になります。

日本は一流国家ではない

自分たちの先輩が決めた謝罪も変えるのが日本という国です。日本は何でも可能な国です。ドイツと日本はどちらも戦犯国家です。その後の両国の反応は全く違います。絶えず自分たちの誤りを否定する日本、絶えず自分たちの誤りを認めて被害国民を慰め補償するドイツ、両極端です。慰安婦問題は氷山の一角にすぎません。日本は根本的に正常線上と見ること自体が手にあまる国です。ドイツの半分でも似ていたら良いと思いますが、それは妄想かもしれません。

光復節72周年をむかえて私たちはもう一度、日本を覗いて見る必要があります。「近くて遠い国」という修飾語が語るように私たちはとても近く位置した国なのに、日本という国をよく知りません。日本は一流国家ではありません。通常の常識が通じる国ではありません。常識的に近付いたらひどい目にあいます。

イ・ソンジュは<米国VS日本、太平洋で対決す>を通じて戦犯国家・日本の真の姿を知らせます。この本によれば、戦争国家への暴走は生まれつきです。日本は戦争する他ない国、戦争が好きな国、戦争をそそのかしたり自殺特攻隊を当然のごとく受け入れる国です。光復節にはこの本を強力に推薦します。

太平洋戦争というお話にならない戦争を行う他はなかった日本の持って生まれた非常識性をこのようによく知らせる本は珍しいでしょう。太平洋戦争の時の日本の精神と態度を通じて今日の日本を覗いて見ることができます。

「日本の特殊部隊が米軍戦略基地に「軽い」奇襲空襲をすれば日本に対する米国の姿勢がやわらかくなるだろう。」-20ページ

いや、攻撃を受けてやわらかくなる国がどこにありますか。真珠湾奇襲攻撃がこの様な妄想同然の一行の記録で始まったことを知れば驚かないわけにはいきません。この文はサトウ・コウジロウの<もし米国と日本が戦争すれば>という1921年に発行された小説です。すでに20年前、たとえ小説でも日本は米国との戦争を夢見たという証拠です。そしてこの小説が現実になりました。

日本は分かるようで分からない国です。小説を実際と混同する国です。日本が米国と戦争を行った本当の理由は露日戦争を勝利に導いた後、満州をはじめとする大陸進出を試みて米国が邪魔になったからです。本によれば、日本の考えは米国など欧米列強は思いのままに植民支配をしながら自分たちには難しくすると感じるのです。

この時、日本は「我国の正当な権利」という言葉を好んで使いました。他の国を支配することを自分たちの当然の権利と考える国がすなわち日本です。だから慰安婦に対しも「金を受け取ってからだを売った女性たち」という呆れ返る言葉で自分たちを正当化することでしょう。
(後略:自殺テロの元祖は神風だ)

キム・ハクヒョン

ソース:オーマイニュース(韓国語) 正常ではない国家、日本を分からなければならない
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/ss_pg.aspx?CNTN_CD=A0002350846