中国が16日から沖縄県の尖閣諸島周辺での漁業を解禁することを受けて、政府は中国船などによる領海侵入が多発するおそれもあるとみて、警戒を強めることにしています。

政府関係者によりますと、中国政府は日本時間の16日午後1時、東シナ海の沖縄・尖閣諸島周辺海域での漁業を解禁する予定です。

中国漁船は日本の領海の外での操業は認められていますが、去年8月上旬には200隻から300隻の漁船が尖閣周辺の海域に現れて一部が領海に侵入し、漁船に続き中国の海警局の船も領海侵入を繰り返すケースが相次いだということです。

このため海上保安庁が、尖閣諸島周辺での漁船や中国の公船の動向について警戒を強めるとともに、総理官邸では内部に設置している情報連絡室で情報収集や分析にあたることにしています。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3131389.html