ハ〜イ! みなさん。

 韓国がまた、常識外れの「妄動」「妄言」を繰り返しているようだな。

 ソウル市内を走るバス5台に、慰安婦像が乗っているニュースを見たぜ。プラスチック製の像でシュールな光景だった。このほか、元慰安婦の女性が歌手デビューしたり、野球の始球式に元慰安婦のおばあさんを起用しようとしたり…。相変わらず、金もうけに必死みたいだな。

 韓国は、元徴用工や元挺身隊員の問題も蒸し返している。

 太平洋戦争末期に、三菱重工業の軍需工場などに動員されたという元朝鮮女子勤労挺身隊員の韓国人女性3人と遺族1人が同社に損害賠償を求めた訴訟で、韓国・光州(クァンジュ)地裁が最近、原告の請求を認め、計4億7000万ウォン(約4500万円)の支払いを命じる判決を言い渡したと聞いたぜ。同様の判決は12件目らしい。

 日韓の戦後補償は1965年の日韓請求権協定で終結している。日本側が、韓国政府に総額8億ドル(無償3億ドル、政府借款2億ドル、民間借款3億ドル)を供与することで、両国およびその国民の間の請求権に関する問題が「完全かつ最終的に解決された」と確認する内容だ。

 当時、韓国は「アジアの最貧国の1つ」といわれていたが、国家予算の2・3倍という巨費を手にしたことで、「漢江の奇跡」といわれる経済復興を果たした。ベトナム戦争に派兵したことの見返りとして米国から受けた援助も、韓国発展の大きな要因でもあるよな。

 慰安婦問題については、2015年の日韓合意で「最終的かつ不可逆的」に解決している。日本政府は合意に基づき、韓国側の財団に10億円を拠出した。日本の新聞記事によると、合意当時に存命だった元慰安婦47人のうち7割以上が、財団を通じて1人当たり約1億ウォン(約970万円)を受け取ったらしいじゃないか。

 韓国の異常な対応の背景には「社会保障制度が充実していない」という悲しい現実があるようだ。年金制度が整備されたのが遅く、高齢者の貧困率や自殺率は高い。「老人地獄」という言葉もあるようだ。

 国の発展に寄与した国民の老後は、韓国政府がきちんと責任を持つべきだ。慰安婦も徴用工も、国家間の条約や合意ですべて終わっている。活動家を煽って、一方的にゴールポスト(終着点)を動かして、日本政府や日本企業に金を請求するように仕向けるなんて、まともな国家のやることじゃないぜ。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。安倍晋三首相が「ゴールポストが動くことは絶対にあり得ない」「合意したことで、すべてだ」と断言したらしいが、当然だ。

 では、また会おう!

■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。
自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)、『日本は、世界の悪を撃退できる』(産経新聞出版)など。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170818/soc1708180007-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170818/soc1708180007-n2.html

http://www.zakzak.co.jp/images/news/170818/soc1708180007-p1.jpg
ソウル市内を走る慰安婦像を乗せたバス。韓国人は恥ずかしくないのか?(聯合=共同)