【ソウル聯合ニュース】米太平洋軍のハリス司令官は20日、ソウルで韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官と会談し、北朝鮮問題について、

「北朝鮮政権の核とミサイル開発への執着や無謀な挑発により、朝鮮半島や域内の安全保障状況が厳しくなっている」として、「核とミサイルを含む北朝鮮のいかなる脅威からも韓国を防衛するとした米国の公約は変わりない」と述べた。

また、「太平洋司令部はこれ(韓国に対する防衛公約)を履行するため最も献身的に取り組んでいる」と強調した。

ハリス氏は「現在の米韓同盟はいつになく強固であり、北朝鮮のいかなる挑発にも効果的に対応できる連合防衛態勢が維持、発展されてきた」とし、「強力な米韓合同戦力が北朝鮮対応における外交的な努力を後押ししている」との認識を示した。

その上で、「いつでも戦える備えを維持している」と強調した。

国防部によると、宋氏は「北のいかなる挑発にも効果的に対応できるよう、さらに強力な韓米連合防衛態勢を維持することが重要だ」と述べ、連合防衛で最も重要な役割を果たしている米太平洋軍の協力に謝意を示した。

両氏の会談では米軍の戦略兵器の韓国展開などを巡る意見交換があると予想されたが、国防部は戦略兵器の展開については言及しなかった。

ハリス氏は21日から始まる韓米合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を視察する。

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握手を交わす宋長官(右)とハリス司令官(国防部提供)=20日、ソウル(聯合ニュース)