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外国にルーツを持つ住民が多い八尾市。古くは在日コリアンに始まり、今はベトナムや中国の人たちもよく見かける。

日本社会に軸足を置きながら外国にルーツを持つ彼ら、とりわけ子供たちを長年にわたって支えてきたのが、NPO法人「トッカビ」だ。

夏休み真っ盛りの8月上旬。八尾市内のトッカビの事務所を訪れると、地元の小学生たちがトランプゲームに興じていた。飛び交う言葉は日本語だが、ルーツはみんな日本以外にある。

聞けば、ベトナム、中国、そして朝鮮半島という。ここでは誰にも気兼ねせず、自らのルーツをさらけ出せる。

「ルーツを隠さずに出せる空間があることが大切」とトッカビ代表理事の朴洋幸(パクヤンヘン)さん

https://mainichi.jp/articles/20170821/ddl/k27/040/272000c

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トランプで遊ぶ子供たちと、トッカビ代表理事の朴洋幸さん(右端)=大阪府八尾市南本町7で、金志尚撮影