カナダ東部のオンタリオ州はこのほど、12月13日を「南京大虐殺記念日」に制定する提案を議会に提出しました。

これを受けて、外務省の華春瑩報道官は21日、北京で行われた定例記者会見で、オンタリオ州のこの動きに歓迎の意を表しました。

華報道官は、その際「今年は南京大虐殺80周年という節目の年である。南京大虐殺は、日本の軍国主義が第二次世界大戦期間中犯した重大な罪であり、抹消できない痛々しい歴史である。

歴史の教訓を真摯に汲み取り、歴史を鑑としてこそ、戦争の悲劇の再発を避けることができ、真に平和を維持し、未来を切り開いていくことができる」と強調しました。

なお、オンタリオ州議会は9月にこの議案を審議する予定です。日本メディアが20日に報じたところによりますと、自民党は複数の議員を組織して、カナダ政府とオンタリオ州議会への遊説を行い、記念日の制定阻止を目指すとのことです。(藍、む)

http://japanese.cri.cn/2021/2017/08/21/141s264437.htm


日本のミサイル防衛システム導入の動きに注目=政府

先頃日米の高官が弾道ミサイル防衛(BMD)能力の強化に協力していくという方針を表明したことをうけて、

外務省の華春瑩報道官は21日、北京で行われた定例記者会見で、「各国は自らの安全利益を考慮すると同時に、他国の合理的な安全への懸念についても尊重すべきだ」と強調しました。

報道によりますと、米国のダンフォード統合参謀本部議長は、このほど東京で日本の自衛隊の河野克俊統合幕僚長と会談し、日本側が「弾道ミサイル防衛システムの導入を加速させてほしい」と希望したことに応え、協力していく用意があるとした上で、米日のミサイル防御能力の統合が重要であるとしました。

これについて、華報道官は「各国は世界の戦略的安定を維持し、各国の安全を損なわないという原則を共に遵守すべきだ。平和で安定した、平等で互いに信頼し合い、平和共栄の国際安全環境を共に守っていくべきだ」とすると共に、

「日米同盟が軍事協力を進めるにあたっては、第三者の利益を損なわず、地域の平和と安定を害しないことを保証すべきだ」と強調しました。(藍、む)

http://japanese.cri.cn/2021/2017/08/21/141s264438.htm